舌出し猿(長崎県平戸市)
備前松浦の領主 松浦鎮信は、秀吉の朝鮮侵攻の際に、朝鮮半島より巨関(きょかん)、頓六(とんろく)及び高麗媼(こうらいばば)などの陶工を連れて帰り、これを今村と名乗らせて藩籍に入れ、陶器の製作に当たらせた。
頓六の子、今村三之丞がその技をつぎ、慶安3年(1650年)に唐子焼き創始し、朝廷への献上品をまかされる光栄に浴した。
あるとき、今村三之丞が藩主の御前に招かれた時、猿真似の三番叟を踊った所、その踊りが真に迫って大いに賞賛され「如猿」の号を与えられたといい、その製作した人形は「舌出し人形」として世評を得、平戸焼きとして人々に愛玩された。平戸焼きは三之丞の子 弥次兵衛の時に素晴らしい白磁を焼成し三川内焼きとして大成し、如猿は陶祖神社に祭られている。
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